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第7話
 ちょっと百恵ちゃん、百恵ちゃん!!」 
「きゃああ〜〜、新太郎が淳幸で猫紳士で〜〜〜って、小百合!!どうしたの?」 

「どうしたのはこっちの台詞よ。あたしが声をかけたとたん、意味不明な事を言い出して、いきなり飛び跳ねるんだもん、しかも完全に人間の身体能力を超えてたよ?」 

そんなことを言われても、百恵は訳がわからなかった。いきなり夢でもみたような感覚だった。深呼吸をして、小百合をみると、夢で見た猫紳士をおぶっていた。しかもそこからいい匂いがする。が、この匂いにある事に気づき、 

「小百合、その背におぶっているものは?」 
「淳幸モデル猫紳士。」 
「なんで、淳幸がモデルなの?」 
「お母さんが淳幸のことお気に入りだから。」 
「なんでおぶってるの」 
「淳幸がモデルなのはどうかと思うけど、お母さんが作ってくれたものだし、それにあたしこの匂いが大好きだし」 
「その匂いって御島ダケ?」 
「そうよ!!いいにおいでしょ!!」 

ちなみに御島ダケとは、御島島だけにしかないとてもいい匂いがするキノコである。だが・・・ 

「・・・その匂いに幻覚作用があるの知ってる?」 
「知ってるわよ〜。でも、あたしみた事ないけどね」 
「もしかして、毎日嗅いでるの?」 
「うん」 

(きっと毎日嗅いでるから、免疫がついたのね。確か初めて嗅いだ人はトリップしやすいっていうし、でもまさか身体能力まであがるなんて・・・) 

「と、とにかくその猫紳士おいてきた方が良いよ。置いてこなきゃ、いっしょに遊ばない!!」 
「エ〜〜〜、じゃ、置いて来たら遊んでくれる?」 
「う、うん」 
「じゃ置いてくるね」 

一緒に遊ばないの一言が効いたのか、素直に帰る小百合。 

(道中、島の誰かがトリップして暴れない事を祈るのみね。さて、あたしはこの隙に尾行の続きを) 

「おい、なにやってんだ?」 
「ぴゃう!!新太郎!?」 

あまりに大きな声を出していたので、新太郎が百恵がいる事に気がついてしまったのだ。 

「どうしたんだ、百恵?」 
「なんでもない!!」 
「でも・・・」 
「なんでもないの!!」 
「そっか・・・」 

新太郎は家の前で大きな声を出していた百恵を心配して声をかけたのだが、何故か百恵の押しには勝てないのである。 

と、そこへ、 

「お〜い」 

と、今度はスイカを食べながら昌子がやって来た。 

「今さ、ち〜ねぇと面白いこと考えてるんだけど、あんたたちものらない?」 


続く。
| ☆連続小説「ニワトリ宇宙人事件」 | 11:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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